博多港から高速船に揺られること約1時間。船を降りて芦辺港の潮風を浴びながら歩いてすぐの場所に、2026年8月8日、ツマミナのグループ企業である「若宮水産」の新拠点「壱岐島 いったん商店」がグランドオープンいたしました。
昨年グループに加わった水産加工会社「若宮水産」の拠点を全面リニューアルし、食とカルチャーを体感できる複合施設として生まれ変わったこの場所。
ただのお土産屋さんでも、単なる飲食店でもありません。島を訪れる旅人がふらりと立ち寄り、都会の忙しい予定をほどいて深呼吸できる場所――「旅の句読点」をコンセプトに掲げています。
今回は、「壱岐島 いったん商店」が目指す新しいお店づくりの挑戦と、私たちが現場で大切にしているおもてなしの想いをお届けします。
【第2回】合言葉は「旅の句読点」!芦辺港に生まれた「壱岐島 いったん商店」へようこそ
日常をほどく「旅の句読点」と、温もりある食体験を届ける
都会の予定をほどく、島ならではの空間づくり
「壱岐島 いったん商店」の根底にあるのは、「都会の慌ただしいスケジュールを一度リセットし、豊かな島の恵みを味わいながら余白のある時間を過ごしていただきたい」という想いです。
そのために、店内には壱岐の魅力が凝縮された3つのエリアをご用意しました。
壱岐牛クラフトタコス&温故知新タパス:
店内で焼き上げる香ばしいコーントルティーヤに、極上の壱岐牛と地元産トマトのフレッシュなサルサを合わせた名物タコス。さらに、島民に長く愛されてきた「すり身天ぷら」や「壱州とうふ」など、ディープなローカルフードを現代的なタパススタイルで提供します。
壱岐焼酎7蔵の飲み比べスタンド:
麦焼酎発祥の地・壱岐にある全7蔵の代表銘柄を、コイン式サーバーを使って気軽にテイスティングできる角打ち体験。
島の古今東西を伝えるセレクトショップ:
伝統的な特産品はもちろん、独自の視点でセレクトした調味料や雑貨など、旅の思い出をご自宅へ持ち帰っていただけるアイテムを厳選しています。
店舗のオープンにあたり、現場スタッフ全員で共有した最も大切な約束事があります。それは「形式的な接客をしない」ということです。
カチッとしたマニュアルやビジネスライクな「いらっしゃいませ」ではなく、「島に遊びに来た友達を迎えるような、親しみと温もりのある空気感」でお客様をお迎えすること。
福岡の飲食事業部から駆けつけたサポートメンバーと、若宮水産で培った確かな食材知識を持つ地元スタッフが一つになり、部署や職種の垣根を越えてワンチームでこのおもてなしの土台を作り上げました。
「ちょっと食べてみて!」から広がる、島と旅人の対話
迎えたオープン当日、フェリーの発着時間に合わせて、観光客の皆様や地元の方々が次々と店内に足を踏み入れてくださいました。
店頭では、スタッフが島の名物菓子「かすまき」の試食をお配りしながら、「こんにちは!これ本当に美味しいので一口食べてみてください」とお声がけ。そこから「今日はどちらに行かれるんですか?」「小島神社は今ちょうど潮が引いていて渡りやすいですよ」と、自然な会話が生まれていきました。
一人旅で来られたお客様から「静かに心を休めたくて離島に来たのですが、気さくで温かい対応にとても癒やされました」とお声をいただくなど、私たちが目指した「旅の句読点」という空気感が、少しずつお客様に届いていることを実感しています。
お客様と接する中で見えた、空間演出の伸びしろ
多くのお客様に足を運んでいただき、タコスやお酒を楽しんでいただく中で、より居心地の良い体験をお届けするための「次なる改善点」も見えてきました。
それは「商品の背景にあるストーリーを、もっとダイナミックに伝える空間演出」です。
魅力的な特産品や加工品がたくさん揃っているものの、オープン初期の売り場は平置き中心のレイアウトになっていたため、遠目から見たときに高さや立体感が足りないという課題が見つかりました。
木箱やスタンドPOP、カゴなどを効果的に活用して高低差をつけ、生産者さんの顔やこだわりが視覚的にもパッと飛び込んでくるような売り場づくりへの伸びしろを実感しています。
常時改善を重ね、訪れるたびに進化する場所へ
「いったん商店」のオープンはゴールではなく、日々の進化のスタートラインです。今後も現場での気づきをもとに様々な改善をスピーディーに進めています!
フェリーを降りたら、まずは深呼吸して「いったん商店」へお立ち寄りください。
スタッフ一同、とびきりの笑顔と島の美味しい恵みをご用意してお待ちしております!
次回は、いったん商店の目玉コンテンツである「麦焼酎発祥の地・壱岐全7蔵の魅力と、新世代の飲み比べ体験」を詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに!
